ひえ〜見るものないよ・・・!!今日の「離婚弁護士?」見逃しました。うっかり、録画予約もしてなかった。見る気なかったってことですね・・・。「恋に落ちたら」も、3週分溜めたままで、とうとう消去。山本耕史君見たかったんだけど・・・どうにも見る気が起きなくて。
なんだかなあ・・・去年は、張り切って見てたな〜〜。「新選組!」「砂の器」「世界の中心で、愛をさけぶ」・・・翌週が楽しみでたまらなかったですもん。

「新選組!」は、完全版のDVDが届いてから、毎週1話ずつ見直したりしてます。来年は続編もあるし、それに向けての復習も兼ねて。最終回まで見てから、もう1度1話から見直して思った事は、香取慎吾が演じる近藤勇というキャラクターに、全くブレがないこと。48話の「流山」の回で、対面した加納鷲雄に対して、自ら「お久しぶりです」と言ってしまう、それが、当然のように納得できる、そういう近藤勇像を、寸分のブレもなく1年演じてきた香取慎吾は、本当に凄い。また、他のキャラクターも同じ。土方も沖田も、永倉も原田も。全てのキャラクターの最終回までの行動、全て納得がいく。そしてまた、加納鷲雄のあの実直な思慮深いキャラクターは、登場した時からそうでした。あの近藤勇と加納鷲雄を演じきったからこそ、「流山」で、あんな感動的な対面のシーンに辿り着いたんだと思います。それを描ききった三谷幸喜という脚本家は、本当に天才だな〜〜。

作り手の本気が見えるドラマが見たいです。「新選組!」はもちろんそうでしたし、前述した「砂の器」も「世界の中心で〜」も、作り手の本気に見ている私達が自然と共鳴し、引き込まれていったんではないでしょうか。作り手には、もちろん、役者も含まれている。役者の本気は、見る側にも絶対に伝わる。どれだけ、演じる人間にシンクロするか、共鳴出来るか、役と素の自分の境界線がわからなくなるくらい、同一化できるか、役を演じるのではなく、役を生きることができるか。

「砂の器」で、和賀の言葉が少ないために、『中居君、下手だから台詞少ないの〜?』なんて私は周りの人から言われたりもしたし、色んなレビューでもそんな感想もあったりして。でも、最終回、あのラストシーンを見たら、それまでの無口な、人前では無表情な男は、”和賀英良”という鎧を纏っている本浦秀夫であったのだということが、はっきりとわかる。驚くべきは、”和賀英良を演じる本浦秀夫”という設定の役柄を、3ヶ月以上、中居正広が演じ続けていたと言う事。中居正広は、誰より本浦秀夫を理解し、それまでの生き様を自分の中に取り込み、演じていた。だからこそ、あの言葉少ない、ピアノだけが自分を輝かせる術であると信じ、本心を吐露することのない和賀が、初めて自分の気持ちをぶちまけるのが、鎧を脱ぎ捨て、本浦秀夫に戻った時、そして、憎み愛し続けた父、千代吉に会った時でしかなかった。そのことが、すんなりと納得できる、そんなラストシーンになったんではないでしょうか。そうすることの出来た最大の要因は、中居正広演じる和賀英良=本浦秀夫に、全くのブレがなかったからではないでしょうか。

長々書いたけど、嵌れるドラマに出会いたいんですよね〜〜。でも、どうやら、私はシリアスな設定のドラマが好きみたいだな〜〜。

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