涙が出てくることってありますよね?

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』がクランクインしたとのこと。
公開は11月ですか〜、待遠しいなあ。
2005年に映画館で見たとき、本当に涙が止まりませんでした。その後、DVDを購入した時も、テレビで放送された時も、やっぱり涙・涙・・・。

”思い出すだけで”涙が出てくるのは、この『三丁目の夕日』の中のワンシーン。
茶川先生(吉岡秀隆)がヒロミ(小雪)に、「見えない指輪」をつけてあげるシーン。
これ以上ないってくらい、切なくて美しいシーンでした。本当にね、思い出しても泣けるんですよ・・・。
ヒロミの指に、本当に指輪が見えるんです。
吉岡さんと小雪さんの、手の演技に、脱帽です。お互いの気持ちが伝わって来るんですよ・・・。

ふと思ったら、『Dr.コトー診療所2006』での名場面、コトー先生が彩佳の手を握る場面。これも、手だけの演技。
それでも、二人のお互いを思う気持ちが伝わってきましたもんねえ。
役者さんってすごい。

よく考えれば、手は、目や口と同じくらい、気持ちを表すものなのかも。

大好きな人を抱きしめる。撫でる。手を繋ぐ。命を救う。
嫌な人を突き飛ばす。殴る。振り払う。命を奪う。

同じ手を使う行為でも、これだけ、両極端なんだ。

山田詠美の『口と手』という短編小説があるんですが、読んだことある人がいるでしょうか。
大人の男女の切なさと、エロティシズム溢れる一編です。
衣服を纏ったままの二人のある”行為”は、衣服を脱いだ交わりよりも、遥かにエロティックで濃密です。
ラストは、とても切ない。これも、思い出すだけで、やるせない気持ちになります。

吉岡さんが主演した、WOWOWで放送されたドラマ、『心の砕ける音』も、男女の切なさと濃密な関わりが描かれていました。
鈴木京香さん扮する訳ありの女性と、その彼女に恋心を抱いた、吉岡さん扮する妻子を持つ男性との関係もまた。
口と手が、雄弁にその気持ちを伝えていました。
女の背中の傷に優しく口づけをする男の唇。姿を消していた女を探し出し後ろからそっと抱きしめる男の手。
思い出すだけで、頬がカッと熱くなるような。

私も、好きな人と手を繋いだり、ギュッと抱きついたりってことが、何より好きな行為だったりします。
・・・まあ、ここ最近は、とんとご無沙汰ですがね〜〜。ははは〜〜。

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