「博士の愛した数式」を観ました。
観た事はあったんですけど。また久しぶりに、じっくり観ました。
観ながら、母と話してたんですけどね。「やっぱり、吉岡秀隆ってすごいよね」って。
だって、どう見ても数学の先生にしか見えない。コトーにも、純にも、ましてや満男にも見えない。
板書する姿が、生徒を見回す視線が、喋りの間合いが、もう先生!という感じ。
そして、トータルするとおそらく数分の出番しかないんだろうけど、心に残りまくる存在感。やっぱりすごいよ、この人。

寺尾聰も、深津絵里も、浅丘ルリ子もよかった。子役の斎藤隆成君も良かった。
派手なストーリー展開ではないし、派手な役者も出てないから、観る人によっては退屈な映画かもしれないけど。
でも、私は好きです。全ての人が優しく、美しく、そして潔い。そんな映画がたまにはあってもいいでしょう?

博士の口調や仕草と、ルート先生のそれが、時々とても似ている。多大な影響を受けたんだな〜とわかる。
あんな素敵な母親に育てられたら、きっとあんな風に育つだろうな〜と思える。
あの後、きっと博士もあの親子も、そして博士の義姉も、幸せだったんだろうなあと思える
吉岡君演じるルート先生の佇まいから、色んなことが伝わってきました。

「大切なものは、目には見えない」「ここ−心−にある」

コメント

ころこ
ころこ
2007年5月21日0:10

yayoiさま

原作を読みました。
好きな作品です。
映画はまだ見てません。
いいキャスティングですね。
イメージぴったり。
いいなあ、見てみよう。

この本を読んでから「家政婦」願望があったのです。
自分で自分の体のケアができない誰かさんの。
ずっと妄想してました。
勝手なコメント失礼しました。

yayoi
yayoi
2007年5月23日0:02

ころこさま、ありがとうございます。
私は原作を読んだことがないので、是非読んでみたいと思っています。
とにかく、吉岡君と斎藤隆成君が笑っちゃうほどそっくりで、現在と過去を行ったり来たりする展開でしたが、お陰で違和感なしでした。
映画も、是非ご覧になってください!優しい気持ちになれました。

「家政婦」願望・・・私は、無理です。家事全般・・・苦手なのでっ。
”誰かさん”は、うん、きっと大丈夫ですよ!